代表的な産地

市販の紅茶は生産地の異なる原料茶をブレンドしたものです。
原料茶は香りや味など多種多様!
産地ごとの個性を知って、気分に合わせて今日の紅茶をチョイスしましょ!


インド

世界一の紅茶の生産量と世界一の消費国。

スリランカ

セイロンティーとして日本でも親しまれている。

中国

茶の発祥の地。

インド
ダージリン 産地はインド北東部のヒマラヤ山岳地帯の標高200m〜2000mの高地にあり、険しい斜面で栽培。世界3大銘茶の一つで、マスカットフレーバーと呼ばれる特有の香りとオレンジ系の色が特徴。
ゴールデンチップと呼ばれるFOP(フラワリーオレンジペコー)を多く含んだものは、その豊かな香りから紅茶のシャンパンと呼ばれる極上品です。
ストレートティーで楽しんでみて!
アッサム 全インド茶の半分以上を生産する世界最大の産地。
インドの最も東部に位置する地方で、標高の低いなだらかな地域。
濃い赤褐色で濃厚な味わいと奥深い甘い香りが特徴。
ミルクティーに最適な紅茶です。
ニルギリ 南インド高原のなだらかな丘陵地帯。ニルギリとは現地語で「青い山脈」の意味。
明るいオレンジ色。やわらかですっきりとした味わい。
クリームダウン(紅茶の中のタンニン(渋みの元)が結晶化して白く濁る事)しにくいのでアイスティーに使いやすいです。
ドアーズ アッサムの西に位置。
口当たりのよい、コクのある味わいでブレンドティーやティーバックに使用。
シッキム
ダージリンの北、ヒマラヤの東に位置する、インドの小さな王国。
上質な紅茶を生産しているが輸出量が少ないのであまり知られてないですね・・・。
ダージリンに似た芳香!
スリランカ
ディンブラ スリランカ中央山脈の西側、ウバのちょうど反対側に広がる高地。
明るく鮮やかな紅色。
マイルドで優雅な香りと適度な渋みがあるバランスのとれた味わいが特徴。
冬の1〜2月にベストシーズンを迎える。
クセがないので様々なアレンジティーに最適。
ウバ スリランカ中央山岳地帯の東側の標高1300m以上の高地で産出。
明るく赤みのあるオレンジ系の色。
世界三大銘茶の一つでセイロン紅茶の中では最も渋みが強いが、独特な芳醇な香気を持っている。8〜9月の乾期に摘まれたものが最高級品。
ヌワラエリヤ 中央山脈に位置し、スリランカで最も標高の高い産地。
乾いた北東モンスーンの吹く12月〜3月に摘まれた葉は最高級品。
色は淡く明るいオレンジイエロー。
やや緑茶風の爽快ですっきりとした渋みと優雅でデリケートな香りが特徴。
キャンディ 古都キャンディは中央山脈の裾野に広がる標高600mの高原地域。
透明感のある赤い水色で、コクのある味が特徴。
ルフナ スリランカ南部の低地の熱帯雨林に点在する茶園で、高温多湿の元栽培。
水色が濃く、燻したような独特のスモーキーなフレーバーが特徴。
中国
キームン 世界最古の紅茶産地中国安徽省南部の祁門(キームン)県で作られている。
世界三大銘茶とされる東洋風の独特の奥深いスモーキーフレーバーが特徴。明るく澄んだオレンジ系の色。
ヨーロッパでは、「中国茶のブルゴーニュ酒」と呼ばれ珍重されている。
ラプサン
スーチョン
福建省で摘まれたスーチョンの葉を、醗酵後に松の木で燻し着香した燻製茶。独特のオリエンタルな香りは 『S露丸』の匂いに似ており、好き嫌いが分かれますが、このお茶を美味しくいただけるのは英国では両家の証であるとも言われているようです。

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